簡易迅速主義

ツイッターに投稿して、サイトに展示するのを忘れてました;
去年の7月作成の4コマです。

私の知る刑法学者等は、
オヤジギャグやジョークを好む方が多いので、
私の描く刑法もオヤジギャグやジョーク好きです(笑)

商法は刑法の幼馴染でもあるので、
そういう性格も把握しているという事情も挟みつつ。

20180303up

趣旨を汲み取ること

問題に対して、
まずは与えられた情報(条文)で挑む。

学説や判例も大事ですが、
「与えられた情報を元にあれこれ考えてみる」のも大事。

そして、次に大事なのは「趣旨を汲み取ること」。

試験問題なら、出題者の意図を。
相談ならば、質問者の聞きたい事を導き出して。

好き勝手に「自分はこう思う」ではなく、
定まった「法律」を知り、理解して、うまく付き合う。

それが法学かなとか。

※尚、この漫画は法学未修者でもスムーズに読めることを最優先したため、
規範定立等の「作法」は大雑把で不正確です^^;

20160407up

商法たちの部屋事情

商法は作られた当初、
商いに関係ありそうなものはともかく手当たり次第つっこんだ法律でした。

後日、色々な規定が独立分離して……

手形法(昭和7年7月15日法律第20号)※旧第4編第1~3章手形
小切手法(昭和8年7月29日法律第57号)※旧第4章小切手
会社法(平成17年7月26日法律第86号)※旧第2編会社+旧有限会社法+旧株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律等
保険法※陸上(平成20年法律第56号)※海上は第3編第6章保険(元第2編第10章保険)
今のようなスッキリシンプルな法律となったわけです。

ちなみに、会社法のトイレがペーパーレスなのは、
会社法が「株券のペーパーレス化」を導入したからです(笑)

20160327up

法律と風呂

特に意味もなく。
民法が明治29年生まれで、商法が明治32年、
そして刑法が明治40年。

そういう年齢差と性差って楽しいなぁ…と。

尚、明治となって混浴が禁止とされ始め、末期には徹底された…はず。
明治33年には
「客ノ来集ヲ目的トスル浴場ニ於テ十二歳以上ノ男女混浴セシメサル件」という、
12歳以上は混浴ダメ~!という布達が出ています。

20151122up

商法の言葉使い

民法は明治29年、商法は明治32年、刑法は明治40年に生まれました。
商法のイメージは、民法とそりがあまり合わない年の近い従姉妹と思ってください。
仲が険悪と言うわけではないが、仲良しでもない。
(刑法とは、商法が罰則規定を備えている関係から、普通に仲がいい)

商法は、安定性重視の刑法と比べると、割と改正に熱心で、
刑法よりは時代に追いつく意思が感じられるのですが……

条文読んでると後半が半端なく古い。言葉遣いが。 つまり、口語化(現代語化)されてません。

尚、刑法は平成7年に口語化、民法は平成16年に現代語化。

…っていうか、なんで刑法は口語化で民法は現代語化なんだよ!
おまえら、その辺位は揃えろよ!wwwwwwwwww

20150319up

紹介漫画「商法」

補足説明。
私人の生活の基本ルールは、民法、
商売に関する基本ルールは、商法です。

民法は、個人の意思を大切にし、能力の低い人には保護を与え、
何か起きたときは、できるだけ公平に損を分担しようと考えますが、
商法は、いわゆる「マネー」の世界。民法よりもシビアです。

個別的な意思よりも、流通の迅速性・安定性を重視、分からないやつはお断り、
商売やるなら知っておけ!の勢い。
けっこう頑張って改正してますが、それもう要らないだろうといった古臭い規定も残存し、
ちょっとレトロな法律です。

罰則規定があるので(現在は会社法に移動)、民法よりは刑法と仲がいい関係。

20140524up

商法だょ!

ネット犯罪について意見交換しようにも、
一部のご高齢の研究者からは
「ネットとは何ですか?どういう仕組みですか?
スレとは何ですか?動詞ですか?氏ねは誤字ですか?」なんて発言が飛び出した事が。
※あくまで「一部」ですけどね!
20091114up