商法たちの部屋事情

商法は作られた当初、
商いに関係ありそうなものはともかく手当たり次第つっこんだ法律でした。

後日、色々な規定が独立分離して……

手形法(昭和7年7月15日法律第20号)※旧第4編第1~3章手形
小切手法(昭和8年7月29日法律第57号)※旧第4章小切手
会社法(平成17年7月26日法律第86号)※旧第2編会社+旧有限会社法+旧株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律等
保険法※陸上(平成20年法律第56号)※海上は第3編第6章保険(元第2編第10章保険)
今のようなスッキリシンプルな法律となったわけです。

ちなみに、会社法のトイレがペーパーレスなのは、
会社法が「株券のペーパーレス化」を導入したからです(笑)

20160327up

一人会社

会社法は、平成17年に誕生した法律です。(平成18年施行)
商法や有限会社法、株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律等 の、
「会社」に関する規定を集めて誕生しました。

ちなみに、刑法と会社法は、
会社法に罰則規定(第8編)があるので会社法が時々規定を借り行く関係です。
※刑法8条「この編の規定は他の法令の罪についても適用する」

20151024up

商法の言葉使い

民法は明治29年、商法は明治32年、刑法は明治40年に生まれました。
商法のイメージは、民法とそりがあまり合わない年の近い従姉妹と思ってください。
仲が険悪と言うわけではないが、仲良しでもない。
(刑法とは、商法が罰則規定を備えている関係から、普通に仲がいい)

商法は、安定性重視の刑法と比べると、割と改正に熱心で、
刑法よりは時代に追いつく意思が感じられるのですが……

条文読んでると後半が半端なく古い。言葉遣いが。 つまり、口語化(現代語化)されてません。

尚、刑法は平成7年に口語化、民法は平成16年に現代語化。

…っていうか、なんで刑法は口語化で民法は現代語化なんだよ!
おまえら、その辺位は揃えろよ!wwwwwwwwww

20150319up