よくある場面

ドラマや漫画でたまに出てきますよね、
「好きな金額を書くといい」って場面。

これ実際どうなんだよ、
とんでもない金額書かれたらこの大富豪は破産しちゃうのかな…
などと小切手法や民法を勉強する前はぼんやり考えてましたが、
実際、こういう無謀なことを実行するお金持ちは稀有な模様。

小切手の仕組みをシンプルに言うと、
「小切手帳を持つ人と銀行との契約」です。

「小切手」を一枚ピッと切り離して手渡された人が、
「銀行」に行って、書かれた金額を受け取る。

大金を現ナマで持ち歩くより、スマートだし、
盗まれてもワンクッション(銀行が払う)がある分、安全。
(それ以外にもメリットはあります)

で、小切手帳の主と銀行との契約なので、「とんでもない金額」だったら、
銀行的には「預かってる金額じゃ足りないじゃん」ということで、
小切手は不渡り…お金は受け取れません。

まぁあまりに非常識な金額を書いたら、
民法が、この契約に社会的妥当性・実現可能性なしとして、
否定してくるかもしれません。

…うっ、私法の話をしたら頭痛が痛い!
なんか間違ってたら拍手コメントかツイッターで教えてください。

20160417up

法律と銭

手形も小切手も、その名からお察しの通り、
現金の替わりにアレコレするやつです。
なので現金持ってない。

そして、刑法は……
罰金は1万円から、科料は千円からで、
罰金は減額されることがありますが、
科料は減額されることはありません。
(刑法15条、17条)

それで「小銭は持ってない」というキャラ設定に。
刑法の胸ポケットには、
クレジットカード(平成13年7月から所持)と紙幣。
……スリに遭いそう。

20151115up

手形法小切手法

そろそろ、商事法分野も漫画に登場させよう…と思い、
手形法小切手法を描いて色も塗ってみました。

20151024up