解説>Being第10話

「兵も官もバテてる」
…インフルエンザのようなダメージが大きい感染症にかかると、
治った後も、しばらくは戦力等が不足しがちです。
いわゆる「病み上がり」に無理をするな、というお話です。

「特殊前線指揮官」
…ナチュラルキラーT細胞(NKT細胞)のことです。
B細胞、NK細胞、T細胞に次ぐ、
「第4のリンパ球」と呼ばれています。
名前に「T」はついているが、胸腺由来は少ない。
自ら戦いながらも(ナチュラルキラーとしての特性)指揮官としての役割もこなす「免疫界の万能の人」。
第一防衛と第二防衛の橋渡しを担い、総力戦に導く役割を担う。
その数は制御性T細胞よりも少なく、
最近はこの細胞を体外で培養して増やして体内に戻すという免疫療法ががん治療(主に併用療法として)に於いて注目されていますね。

第2話で「特警」ぽいけど、
そうではなさそう…みたいな伏線張っていたのをここで回収しました。

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