解説>Being第16話

解説すると、今後の盛大なネタバレになる気もしますが。

できるだけ抑えめに解説すると、
今後、癌(がん)の話が始まります。

(追々…17話以降で説明しますが、
制御性T細胞」を語るのに「がん」は避けては通れぬ大きなテーマなので)

ファンタジーっぽい戦争物風に描いてますので、
名称もそれっぽくしようと思い、

キャンサーカルキノス という連想で、

カルキノスという名称で出しました。
(Karkinos ギリシャ語で「蟹座」)

どうして「がん」が「キャンサー(カニ)」なのかというと、
癌細胞が浸潤していく様子が「ハサミで獲物を掴む蟹みたい」だったからとか。

今回登場した彼は「がん幹細胞」です。
名前っぽくするのに色々弄りました。
(がん幹細胞:cancer stem cells, stem:幹細胞, neoplas:新生物;腫瘍;がん)

がんに関しては、色々一概には言えないことが多すぎて、
漫画で表現するのは「おおまかなイメージ」となります。

細胞擬人化漫画というより「ある世界の物語」として見てもらって、「こういう感じのことが起きていて、こういう感じのやつがいるんだな」くらいに思ってもらえれば、嬉しいです。

あと、「がん治療」や「がん予防」に万能な薬や食品、治療法は存在しません
(有効な治療法はあれど、それは万能ではない
弱み、不知、すがる心につけこむ人や、
狂信的、盲信的に誰かの治療を妨害しようとする人には、
気をつけてください。

では今回のネタバr……解説はこの辺で。

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