解説すると、今後の盛大なネタバレになる気もしますが。
できるだけ抑えめに解説すると、
今後、癌(がん)の話が始まります。
(追々…17話以降で説明しますが、
「制御性T細胞」を語るのに「がん」は避けては通れぬ大きなテーマなので)
ファンタジーっぽい戦争物風に描いてますので、
名称もそれっぽくしようと思い、
癌=キャンサー≒カルキノス という連想で、
カルキノスという名称で出しました。
(Karkinos ギリシャ語で「蟹座」)
どうして「がん」が「キャンサー(カニ)」なのかというと、
癌細胞が浸潤していく様子が「ハサミで獲物を掴む蟹みたい」だったからとか。
今回登場した彼は「がん幹細胞」です。
名前っぽくするのに色々弄りました。
(がん幹細胞:cancer stem cells, stem:幹細胞, neoplas:新生物;腫瘍;がん)
がんに関しては、色々一概には言えないことが多すぎて、
漫画で表現するのは「おおまかなイメージ」となります。
細胞擬人化漫画というより「ある世界の物語」として見てもらって、「こういう感じのことが起きていて、こういう感じのやつがいるんだな」くらいに思ってもらえれば、嬉しいです。
あと、「がん治療」や「がん予防」に万能な薬や食品、治療法は存在しません。
(有効な治療法はあれど、それは万能ではない)
弱み、不知、すがる心につけこむ人や、
狂信的、盲信的に誰かの治療を妨害しようとする人には、
気をつけてください。
では今回のネタバr……解説はこの辺で。